高崎で「夢見る女性誌展」、新しい女性の生き方検証-中原淳一「それいゆ」も

中原淳一の表紙画で知られる「それいゆ」(C)JUNICHI NAKAHARA/ひまわりや

中原淳一の表紙画で知られる「それいゆ」(C)JUNICHI NAKAHARA/ひまわりや

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 群馬県立土屋文明記念文学館(高崎市保渡田町、TEL 027-373-7721)で現在、明治から昭和30年代に発刊された女性誌などを展示する「夢見る女性誌展」が開催されている。

「少女世界」の表紙

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 日本初の女性向け雑誌として、「女学新誌」が1884(明治17)年に創刊。その後、「女学雑誌」など女性向けの啓蒙誌が次々と誕生し、1911(明治44)年には女性が編集を行ったことで知られる「青鞜」が創刊する。

 「青鞜」に関わった平塚らいてふ(1886~1971年)に代表される女性たちは「新しい女」と呼ばれ、その言動は大きな反響を巻き起こした。ただ、当時は現代と違い女性の地位が低かったため、まずは「女性解放」を訴えなければならなかった。

 同展では「女学新誌」に始まる女性誌約100種類(約200冊)の変遷を通して、当時の女性に求められた生き方、女性の主張を検証する。

 会場には、女性誌といえば忘れることのできない中原淳一(1913~1983年)のイラストで展開された「少女の友」「それいゆ」も展示。挿絵として使われたペン画なども紹介する。

 2月14日には、東京銀座の「カフェーパウリスタ」のコーヒー「パウリスタオールド」を楽しむバレンタインイベントも開催する。

 開館時間は9時30分~17時。火曜休館。観覧料は、一般=400円、大高生=200円。3月14日まで。

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