上毛電気鉄道(前橋市城東4)が1月3日、大胡駅(同市茂木町)で電気機関車「デハ101」対人間の綱引き大会が開催された。
「デハ101」は1928(昭和3)年、川崎車輛社製。動く状態で保存されているのは日本でも珍しく、鉄道マニアの間では「デハ101」=「上毛電鉄」として知られる。
「デハ101」の登場と上毛電鉄の開業は同年にあたり、約70年にわたって歩みを共にした。1997年に現役を引退した後も、イベントや貸切などの臨時運行に使われている。
「デハ101のモーターは吊り掛け式のため車輛内にモーター音が響き、うるさいのが特徴。客車に伝わるほど振動するが、ファンにとってはこれがまたたまらない」(上毛電鉄担当者)のだという。
今回の「綱引き大会」の開催は「新春イベント」の一環で、綱引き大会の開催は今回が初。
子どもだけで引いた時にはびくともしなかったが、大人が引くと30,4トンの車体がするするとレールを滑り出した。