変わりそば100種類を目指す「そば処 おおの」(高崎市箕郷町、TEL 027-371-4479)は12月、季節野菜のひとつカブを使った「かぶ切り」を提供する。
同店の大野誠一さんは2003年11月、変わりそば100種に挑戦し始めた。変わりそばを始めたのは「当店のメーンメニューの田舎そばと対極にあるものを提供したかった」から。
変わりそばは更科粉に梅などを練り込み、色と香りを付けたもので、「ヨーグルト切り」「イチゴ切り」「ココア切り」「鮭切り」などの珍しいそばも手がけた。食材によっては練り込む割合が異なるため、「毎月試行錯誤の連続」だという。
「一般的に変わりそばと言えばユズ、茶、ゴマ、ケシ、大葉などが定番だが、とにかく100種類完成させることが頭から離れないため、スーパーマーケットに行くと『これはどうか、あれはどうか』と買い物の目的を忘れてしまうほど」とも。
86種類目となる「かぶ切り」(840円)は、すり下ろしたカブが練り込まれており、見た目と食感は普通の更科そばと変わらないが、かんだ時にカブの香りが鼻腔を抜ける。
同店のある箕郷町は梅の産地。そのため地元を代表する変わりそば「梅切り」(840円)は通年提供している。
営業時間は11時30分~15時。火曜・水曜定休。