「JOHN GALLIANO HOMME(ジョン・ガリアーノ・オム)」「KRIS VAN ASSCHE(クリス・ヴァン・アッシュ)」などのメンズプレタポルテを扱う「TIURF(チューフ)」(高崎市通町、TEL 027-384-3713)が11月で2周年を迎えた。
同店は1950(昭和25)年に現オーナーの堀米正一さんが創業した老舗で、息子の孝彰さんが経営を引き継ぎ、2007年に法人化。11月14日には顧客や関係者を店舗に招き、2周年パーティーを開催した。
「父親の代からなのでヨーロッパをはじめとする老舗ブランドとも直接取引ができる。パリコレにも招かれ買い付ける。顧客は医師や製造メーカーで働く人など、普段は制服を着ている人が多い」(堀米さん)という。
15種類ほどのブランドを取り扱い、都内の有名デパートと同じ商品も並ぶ同店。「ヨーロッパのブランドは大手でも専門店でも契約があれば取引に差を付けないし、販売価格も自由に決められる。そのため都内からわざわざ買いに来る人もいる」という。ネット通販も手がけており、「全体の30%ほどまで売り上げが伸びてきた」とも。
地方というとローカル色豊かな店が取り上げられることが多いなか、同店は知る人ぞ知る「エッジーな店」として半世紀以上、群馬のファッションをリードしてきた。知る人ぞ知ることになったもう一つの理由は、北関東一といわれるファッションストリートにありながら、通りに面していない隠れ家のような立地に起因する。
営業時間は11時~20時。11月20日から開催される高崎「えびす講市」に合わせ、店内で小さなセールを行う。