象印マホービン(本社=大阪市)と全国茶商工業協同組合連合会(全茶連)が推進中のマイボトルキャンペーン「ロックDEお茶」に現在、前橋の専門店「茶香坊」(前橋市六供町、TEL 027-260-9181)と「山都園」(千代田町、TEL 027-231-5206)が参加している。
「ロックDEお茶」はステンレスボトルを持ち込んだ客に有料で「給茶」するサービスで、2007年4月に開始された。現在、給茶スポットは全国285店舗(カフェ=59、日本茶専門店=216、石見銀山周辺の店舗=10店舗)までになった。
群馬県内の給茶スポットは両店のほか、「荻野園」(吉岡町「カインズホーム内」)、「まるいち」(富岡市)、「矢野園」(桐生市)の5店舗。
茶香坊では煎茶500ミリリットルまでを給茶=100円、冷抹茶500ミリリットルまでを給茶=120円で、山都園では煎茶350ミリリットルを給茶=200円、冷抹茶350ミリリットルを給茶=300円で、それぞれ提供している。
茶香坊の小渕さんは「100円、120円での給茶はお得感がありゴミが出ないので『エコ』と喜ばれており、1日約10人程度の利用がある」と話し、「冷抹茶の給茶を通して抹茶が身近なものに感じてもらえるようになり、抹茶の購入客が増えた」と相乗効果にも触れる。
冷抹茶は、「お抹茶=お点前」を身近なものにと象印マホービンなどが考案したお茶で、茶せんで茶をたてる代わりにステンレスボトルに抹茶と少量の湯冷ましを入れシェークし、氷水を加えて完成させる。「一気に冷やすことにより抹茶の風味や香りを損ねない」(象印マホービン担当者)という。
茶香坊では8月2日(11時~16時)、山都園では8月8日(12時30分~15時)、冷抹茶の無料試飲サービスを実施する。