7月13日、梅雨の晴れ間が広がった群馬県各地で猛暑日となり、高崎、前橋も36度を超え、今年の最高気温を記録した。
前橋地方気象台によると群馬県内で最も気温が高かったのは伊勢崎市で37.2度、次いで前橋=36.5度、高崎=36.3度、桐生=36度、館林=35.9度だった。
高崎市でかき氷の販売を手がける氷問屋「日本一」(高崎市本町3、TEL 027-322-3029)には、気温の上昇に伴い子どもから大人まで凉を求めて多くの人が詰めかけた。
「日本一」は22年前、かき氷の最低価格を70円から100円にして以来、ずっと100円のまま提供を続けいる。
同店は氷問屋のため、かき氷にする氷も普通のものから天然氷まであり、普通の氷をキューブアイススライサーで削ったものが100円、昔ながらの削氷機(ブロックアイススライサー)で削ったものが200円、日光の天然氷を削氷機で削ったものが300円と氷と削り方を選べるのが特徴。
100円のかき氷も、大盛りの上、好みのシロップが選べるとあって満足度は高いが、昔のかき氷の食感を楽しみたい大人には削氷機で削ったかき氷が人気だ。
同店の小谷野さんは「夕方になると部活帰りの中高生がやって来る。今日は気温が高かったが、15時過ぎごろから風が出たのでやや涼しさを感じるようになった。それでも36度を超えたので、今日は200個以上いくだろう」と話す。
前橋地方気象台では「現在は梅雨の中休み。梅雨明けまでは雨が降らない日は気温が上がる」と話しており、「日本一」の駐車場が自転車であふれる日も断続的に続きそうだ。