真木病院（高崎市筑縄町）の関連医療施設、高崎PET総合画像診断センター（上並榎町、TEL 027-370-3011）が、同センター内の売店で乳がんチェック補助用具「チェリーケアグローブ」の販売を始めた。

セルフチェック用「チェリーケアグローブ」を見る

　同センターはPET-CT2機、検査薬剤を調剤するホットラボを備え、2006年に開業。群馬県内でPET-CTによるがん検診を提供する先駆けとなった。

　乳がんは現在、日本の女性の悪性腫瘍羅患率第1位。2015年には乳がん患者数は48,000人になるといわれている。同センターでがん検診を受ける女性は急増しており2007年度＝2,480人、昨年度＝3,138人、今年度は3,500人を超える見込みだという。

　同センターでは、乳がん検診に欠かせないマンモグラフィーの検査を女性技師が担当、2005年（真木病院が検診を行っていた時代を含む）から毎年3月3日を女性限定の検査日とし、センター内に設けた臨時託児所で受診者の子どもを預かるなどのサービスも行ってきた。

　真木病院の新井昌明院長は「しこり（腫瘍）があれば自分で触ってもわかる。毎月、意識してセルフチェックを行うこと、定期的にがん検診を受けることが早期発見につながる」と力を込める。

　こうしたセルフチェックの際に役立つのがチェリーケアグローブ。チェリーケアグローブは指と乳房の肌の滑りをよくする効果があり、しこり（腫瘍）や乳腺のはりがわかりやすくなる。もちろんセルフチェックだけで安心というわけにはいかないが、「女性の健康管理の一環として乳がんに対する意識を高めるきっかけになれば」（新井院長）とも。

　チェリーケアグローブの価格は1枚525円。同センターの診療時間は平日＝9時～12時、14時～17時、土曜＝9時～12時。日曜・祝日休診。