ゴヤ、ルドン、ムンク、ルオー、カディンスキー、ミロ、シャガールなど10人の巨匠の版画作品を集めた「西洋版画の愉しみ-ゴヤからシャガールまで」が2月21日、「群馬県立近代美術館」で始まる。
19世紀、写真が発明された後、版画はイメージを複製して伝達する手段から芸術表現のひとつとしてとらえられるようになり、多くの巨匠の手によりたくさんの作品が作られた。
版画は原画を描いた作家だけでなく、版元、高度な技術が要求される版画工房、刷り師により完成されるアートで、特に19~20世紀の西洋版画はさまざまな技法を駆使した作品が多いことで知られている。
同展ではフランシスコ・デ・ゴヤの「妄」より「大阿呆」、エドヴァルト・ムンクの「マドンナ」、ヴァシリー・カディンスキーの「響き」より「赤色の前の二人の騎手」など100点以上を展示する。
開館時間は9時30分~17時。観覧料は、一般=300円、大高生=150円。月曜休館。3月22日まで。