創部から5年で箱根駅伝の切符を手にした上武大学(伊勢崎市戸谷塚町)駅伝部が12月19日、壮行会で出場メンバーを発表した。
会場は同大学伊勢崎キャンパスの学食。大塚良軌主将が勝利を祈願した特注だるまの「目」に墨を入れ、花田勝彦駅伝部監督、小川嘉孝陸上部監督とともに記念撮影に応じた。
記念すべき初出場メンバーに選ばれたのは、4年生=大塚良軌主将、後藤祐一選手、三浦伸二郎選手、山口大陽選手、3年生=2008年の箱根駅伝に学連選抜で出場した福山真魚選手、朝日宏宣選手、石田康雄選手、福島弘将選手、2年生=伊藤彰選手、梅田大輔選手、地下翔太選手、長谷川裕介選手、原茂明選手、1年生=坂口竜成選手、園田隼選手の総勢16人。
大塚主将は「群馬の上武大学を全国にアピールできるような走りをしたい。ご声援をお願いします」とあいさつ。
これを受け同大学の三俣喜久枝理事長は「1968年創立以来初めての快挙。夢のようですが本当なんですね。みなさんありがとう。一本のたすきをつないできてください」と激励した。
花田監督は「うちは決して一人ひとりに力があるわけではない。だからこそ結束してほしい。選ばれた選手だけでなく、ほかの選手も心をひとつにして、自分たちのやってきたことを信じて、悔いがないように頑張れ」と激を飛ばし、「5年前、小野君から連絡をもらった時、私は上武大学を知らなかった。監督を引き受けるかどうするか悩んだが、瀬古利彦さんから『選手のやる気、大学のバックアップ、そして監督自身の情熱があれば夢は必ずかなう』とアドバイスをもらい、ここに来た」と監督就任時の秘話を明かした。
来年1月2日・3日、16人のうちの10人が東京・大手町~箱根・芦ノ湖間を駆け抜ける。