日本原子力研究開発機構 高崎量子応用研究所（高崎市綿貫町、TEL 027-346-9232）は4月1日、桜の開花に合わせ構内、研究施設を一般公開する「第31回花と緑の見学会」を開催する。

　構内には約50本のソメイヨシノがあり、花見の「穴場」スポット。通常は関係者以外の立ち入りを制限しているが、毎年、桜の開花に合わせて一般公開している。一般的な花見会場と異なり、研究施設の見学や、放射線計測器を使って、自然界の放射線量を計測するなどの科学実験も体験できる。

　同研究所の担当者は「イベントは毎年好評で、朝から行列ができる。昨年は約2,600人の来場者があった。今年は、開花から3日目にあたり、ちょうど見ごろを迎えるため、絶好の花見日和になるのでは」と話している。前橋地方気象台は、3月29日にソメイヨシノの開花を宣言した。3月中旬に気温が上昇した時には、3月20日前後に開花するのではとの予測もあったが、見ごろは今週末となった。

　施設見学のほかに、高崎市立高南中学校吹奏楽部、高崎健康福祉大学高崎高等学校吹奏楽部による演奏会なども開催される。開催時間は10時～15時（入場は14時30分まで）。入場無料。

日本原子力研究開発機構 高崎量子応用研究所