16歳~29歳のアーティストを対象に開催された「群馬青年ビエンナーレ2008」の入選・入賞作品の展示が9月13日、群馬県立近代美術館(高崎市綿貫町、TEL 027-346-5560)で始まった。
今回は過去最多の884人、1,282点の応募があり、156人の170点が一次審査を通過、二次審査に残った47人、49点から「Vanilla Days(平凡な日々)」で大矢加奈子さんが大賞を受賞した。
大矢さんは神奈川県生まれ。今年、東京芸術大学大学院を卒業し、横浜や都内を中心に活動していた。「Vanilla Days(平凡な日々)」は大小8枚の画面を組み合わせた絵画で「画面の中だけで絵を成立させている応募作品が多い中、複数の絵画を組み合わせインスタレーションすることで、展示空間を異空間につくり上げており、プレゼンテーションにも優れたものを感じた」(インディペンデント・キュレーター、加藤義夫さん)。
入選・入賞作品は、4月26日にリニューアルオープンした「現代美術棟」で展示されている。
開催時間は9時30分~17時。観覧無料。11月3日まで。月曜(祝日の場合は翌日)休館。