「倉賀野神社」「高崎市立倉賀野中学校」(共に高崎市倉賀野町)で12月21日、「第3回Kuragano松市」が開催される。
倉賀野(くらがの)は中山道の宿場「倉賀野宿」として栄えた。多くの田畑に囲まれ、農閑期には「しめ縄」など藁(わら)を使った品々が作られ、それらを販売する市が立っていたとされる。第二次世界大戦、高度経済成長期と時代の変化と共に衰退。その後、安価な外国産の「しめ縄」の台頭、とどめのコロナ禍で2019年に幕を下ろした。
「Kuragano松市」は地元の若い衆を中心にした有志6人が2023年、倉賀野町を盛り上げようと始めたイベント。「松飾り」や「しめ縄」は完全な国内産に限定。現代の住宅やライフスタイルに合うデザインを提案するなど、新しい「松市」を模索する。
松、しめ飾り「フラワーショップ花園「(前橋市本2)、「時のきらガーデン」(前橋市下大島町)、「hacobe garden」(高崎市倉賀野町)、「FLOWER & ANTIQUE misawa」(安中市)など6店のほか、「丁子堂房右衛門」(高崎市倉賀野町)、「有田屋」(安中市)はじめ約30店が調度品や和菓子などを販売する。
当日は倉賀野中学校体育館で花道家、塚越応駿さんが生け花ライブパフォーマンス「松のいけばな」を披露する。
開催時間は10時~16時。「松のいけばな」は11時~12時。入場無料。