群馬、埼玉、栃木県を中心に54店舗を展開する文真堂書店(本社=高崎市井野町)が7月下旬から、一部店舗でゲームソフトやDVDの買い取りを始めた。
同社が買い取り業務を始めたきっかけは7月17日、全国に「ゲオショップ」941店舗(内直営店=807店舗)を展開するゲオ(本社=愛知県春日井市)と業務・資本提携したことによる。
1952年に創業した文真堂書店は現在、書籍・雑誌・CD・DVD・TVゲーム・文具・玩具・ファンシー雑貨の販売とビデオ・CD・DVDのレンタルを行なう「文真堂書店」「タイムクリップ」、専門誌や学術書を含む書籍を扱う「ブックマンズアカデミー」、輸入ブランド品を扱う「ブランド&ジュエリーピア」、「カラオケ楽屋」を展開している。買い取りを行うのは文真堂書店とタイムクリップ。
業務提携によるメリットについて文真堂書店の担当者は、「『ゲオ』は群馬、埼玉、栃木に拠点が増えるメリットがある。『ゲオ』はリサイクルだけでなく新品販売を行っており、当社は『ゲオ』から商品仕入れができるメリットがある」と話しており、ゲオは「老舗書店、文真堂は複合メディア書店としてさらに飛躍を目指している。当社は商品や店舗運営サービスなどを提供できる。また、北関東における54店舗のネットワークを生かせる協業は両者ともに事業の発展を図れる」としている。
文真堂書店は「さらなる飛躍」の一つとして、来年開業予定の大型SC「ウニクス高崎」(高崎市飯塚町)内に3店舗目となる「ブックマンズアカデミー」をオープンする。同業態のオープンは1998年の「ブックマンズアカデミー太田店」のオープン以来10年ぶり。店舗面積は約500坪。
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