「アーツ前橋」(前橋市千代田5)前の「リュウゼツラン」が開花したことが7月11日、わかった。
【写真】前橋のリュウゼツラン全景、4メートルとちょっと小さめ
リュウゼツランは世界で100種類上が確認されており、いずれも成長が遅いことから100年に一度開花する=世紀の植物と呼ばれる。この葉をしぼった液を醸造した酒が「テキーラ」。
アーツ前橋前のリュウゼツランは2013年3月に植えられた。葉の形状などから「アオノリュウゼツラン」と推察される。日本では開花まで30~40年かかるとされている種だが、3年4カ月で開花した。
同館のスタッフが花茎の成長に気づいたのは5月初旬。1メートルほどだった花茎はみるみる成長。5月22日には2メートル、6月27日には4メートルまで伸び、10日に開花が確認された。
花期が長く、上の方はまだつぼみ。しばらくの間観察できるとみられるが、花を咲かせた後は枯死する。