焼きまんじゅう専門店「たなかや焼きまんじゅう店日赤前」(前橋市朝日3、TEL 027-224-3903)が製造販売している「焼きまんじゅうラスク」が連日完売の人気商品となっている。
【写真】日赤病院とともに前橋のランドマークの一つ「たなかや日赤前」店舗外観と焼きまんじゅう
「焼きまんじゅうラスク」は焼きまんじゅうの元、酒まんじゅうを乾燥して裂き、焼きまんじゅうのたれで味付けたもの。同店店主の小野敏(さとし)さんが考案した。
小野さんは「焼きまんじゅう味のラスクはあるが、焼きまんじゅうの素材そのものを使ったラスクが作れないかと今年1月に商品開発に着手した。乾燥の具合が難しくて大変だった」と振り返る。
酒まんじゅうは乾燥しすぎると固くなり、柔らかすぎるとラスクらしさが出ない。試行錯誤すること約2カ月。固めの部分と焼きまんじゅうの柔らかさを感じさせる部分を持つ商品が完成。3月上旬、発売にこぎ着けた。
焼きまんじゅうは群馬のソウルフードであり、手みやげ、特に県外向けに使いたいという需要はあるが、焼かないと食べられないため使いにくいのが難点。同商品は焼きまんじゅうを食べたことのない人にその雰囲気を伝えるに足りる商品に仕上がっている。
価格は1袋(8枚入り)300円。発売以来、連日売り切れの人気商品だ。小野さんによる完全手作りのため1日10~15袋が限界。予約も増えているという。
営業時間は9時~18時。水曜定休。