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災害時の備え 高前エリア応援協定に民間82社 「イオン」「コストコ」も

2015年9月1日、前橋市とコストコホールセールジャパンの災害時応援協定締結式で、山本龍前橋市長(右)、コストコホールセールジャパンのケン・テリオ社長(左)

2015年9月1日、前橋市とコストコホールセールジャパンの災害時応援協定締結式で、山本龍前橋市長(右)、コストコホールセールジャパンのケン・テリオ社長(左)

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 交通の寸断が広範囲に及び救援物資が思うように届かない、熊本地震の被災地は5日目を迎えたが混乱が続いている。

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 災害時応援協定は災害時、食料や物資、サービスなどの優先的供給を自治体と民間企業などとの間で約束するもの。代金は自治体が支払う。

 前橋市は「サンヨー食品」「いせやコーポレーション(ベイシア)」「フレッセイホールディングス(フレッセイ)」「スズラン前橋店」、前橋に店舗を持つ「コストコホールディングス」など49社、高崎市は「イオンモール高崎」「高崎タカシマヤ」など33社と協定を結んでいる。

 高前エリアは2014年2月、観測史上最大の積雪を記録し、甚大災害に指定された大雪の被害に見舞われた。前橋市富士見村などでは自宅から出られなくなり、数日にわたって孤立した世帯もあった。

 こうした状況を踏まえ、台風や豪雨が予想される時には早い段階で避難所が設置されるようになった。地震は起きてからとなるが、避難所、避難場所に集まることは支援の方向を絞る一助になるだろう。

 熊本地震の避難所で、ペットとともに身を寄せた人が建物の軒下で過ごしている姿が見られる。

 飼い主がクレートなどを用意しておくことはもちろんだが、持ち出せない状況も想定されることから避難所に一定数のケージを備えとはどうだろう。災害応援協定先から調達することもできるはず。例えば登録を利用条件にすれば、登録を促す一助にもなるだろう。

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