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大河ドラマバトンタッチ 前橋の歴史は「真田丸」から「花燃ゆ」へバトン

右の高層ビルが本丸跡の群馬県庁舎、二の丸跡に建つ前橋市庁舎は中央の茶色の建物

右の高層ビルが本丸跡の群馬県庁舎、二の丸跡に建つ前橋市庁舎は中央の茶色の建物

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 NHKで放送中の「真田丸」に「岩櫃城」や「沼田城」とともに「厩橋城」が登場し、「花燃ゆ」に続き前橋が2年連続の大河ドラマの舞台として注目を集めている。

【写真】群馬県庁の付近には「土塁」が

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 前橋市は昨年1月、「花燃ゆ」の放送開始に合わせ群馬県庁昭和庁舎に「大河ドラマ館」をオープン。主人公の義兄で後に夫となる楫取素彦(初代群馬県令)をテーマにしたさまざまな企画を打ち出したが、夏を過ぎても舞台が群馬に移らず、待ちくたびれてしまった。

 年末になってやっと群馬での活躍が描かれたものの、大きく盛り上がることもなく終わったと思った矢先、「厩橋城」が登場。昨年の焦燥感を吹き飛ばしてくれた。

 「厩橋城」は「まやばしじょう」「うまやばしじょう」と読み方も起源も諸説あるが長尾影虎(上杉謙信)の関東進出の拠点になったり、滝川一益が入ったり、浅野長政に攻め落とされたりとそれぞれの時代に翻弄された。

 1871(明治4)年、廃藩置県により県庁が置かれ楫取素彦が赴任、本丸は県庁舎として1928(昭和3)年まで使われた。

 本丸跡地には現在、地上33階、地下4階建ての群馬県庁が、二の丸跡地には前橋市庁舎が建っている。前橋公園、群馬県警前などには土塁の跡が残されている。

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