9月27日に開催された「第5回赤城山ヒルクライム」、色とりどりのサイクルウェアをまとった参加者に混じって、コスプレーヤーたちが山頂のゴールを目指した。
【写真】「ケンケン」素顔、「いか娘」「初音ミク」、アンカンミンカン川島
赤城山ヒルクライムは最大勾配9.4%、平均勾配6.4%、全長20.8キロメートルの山岳コースで行なわれる。今年は27都道府県から集った2832人が出走し、2778人が完走した。
コスプレーヤーの一人で初回からフル出場の「ケンケン」こと西尾健太郎さん(前橋市)は自身のベストタイム1時間42分の超えるべく、みなぎる闘志を犬の面に隠していた。「いか娘」のコスプレで決めた増戸潤弥さん(埼玉県越谷市、自己ベスト1時間30分)、「初音ミク」の尾谷洋さん(同春日部市、自己ベスト1時間17分)は1時間30分以内が目標。
結果、「ケンケン」は1時間47分と自己ベストに迫るタイム、「いか娘」は1時間17分と自己ベストを更新、「初音ミク」はベストタイム更新は果たせなかったものの1時間23分でゴールした。今大会エキスパート女子の優勝タイムは1時間18分36秒。「いか娘」とは約5分の差だ。ちなみにエキスパート男子の優勝タイムは57分03秒、最速は一般男子の56分56秒だった。
当日はスタート地点が20.3度、ゴール地点は17.9度と着ぐるみにやさしいコンディションだったこともあるが、ただのおちゃらけでは出せないタイムに沿道から惜しみない拍手が贈られた。
また、第2回大会までママチャリで山岳コースに挑んでいたアンカンミンカン(吉本興業所属)の川島大輔さんは昨年同様、スポーツ車で参戦。2時間切りを目標にしていたが2時間14分でゴールした。
川島さんは「最初の給水所に誰も寄らないので、待っていたおばちゃんがかわいそうだったから、つい、寄って遊んでしまった。(中略)できれば前のようにママチャリで挑戦したい」と明かした。