風呂敷の原画を展示する「ふろしき原画 包むための絵」が9月19日から、「高崎市タワー美術館」(高崎市栄町、TEL 027-330-3773)で開催されている。
風呂敷の紀元は定かでないが、正倉院の所蔵物にも見られることから古くからの日本の伝統文化の一つであることが伺える。携帯に便利で着物、箱、一升瓶などどんなものでも包める画期的なグッズだ。
同展は1901(明治34)年創業の風呂敷・ふくさ問屋「宮井」(京都府京都市)が所蔵する風呂敷用原画の87点を展示している。
同社は顧客からの要望で画家がデザインした風呂敷の製作を始めた。福田平八郎、棟方志功、東山魁夷、伊東深水、など有名画家の作品が多いのが特長。広げた状態も魅力的だが、包んだ時の立体的な変化を見越しデザインされている。
観覧料は一般500円、大高生300円。開館時間は10時~18時(金曜日は20時)。月曜休館。11月23日まで。