前橋を題材にした絵はがき「前橋今昔十六景」が現在、前橋市内の郵便局で限定販売されている。日本郵便が特定の地域の絵はがきを地元で販売するのは全国で初めて。

【写真】前橋市荒牧町在住のペン画作家、イワサキヒロシさん

　「前橋今昔十六景」は「A」と「B」各8枚、合計16枚。旧群馬県庁、旧前橋市役所、JR前橋駅とケヤキ大通り、ばら園、前橋刑務所など前橋の今と昔が精緻なペン画で描かれている。

　原画を手掛けたのは前橋市荒牧町在住のイワサキヒロシさん。イワサキさんは桐生市生まれ。木工製品を製造する会社を経営していたが、加齢黄斑変性を発症し左目を失明したことから2008年に廃業。2010年にペン画を始め、JR吾妻線18駅を描いた作品で注目を集めた。

　絵はがきは8枚セットで各500円。前橋市内の郵便局46局で12月31日まで取り扱う。