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1987年式「はしご車」スリランカに贈る 3.11大震災時へのお礼込め

排気量は11,670cc(ディーゼルエンジン)、3速セミオートマチック、はしごの長さは30メートル。こうした特殊車両の装備を「ぎ装」といい、専門のメーカーがある

排気量は11,670cc(ディーゼルエンジン)、3速セミオートマチック、はしごの長さは30メートル。こうした特殊車両の装備を「ぎ装」といい、専門のメーカーがある

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 前橋市は1987(昭和62)年に配備した「はしご付消防自動車」をスリランカ民主社会主義共和国に贈呈。5月15日に前橋市消防局で贈呈式を行った。

【写真】バーナガラ・ウパティッサさんら スリランカは2004年のスマトラ沖地震で大きな被害を受けた

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 贈呈された「はしご付消防自動車」は日産ディーゼル工業(現UDトラックス、本社=埼玉県)製の車体を「モリタ」(本社=兵庫県)がぎ装したもの。車両全長は約10メートル、幅約2.5メートル、高さ3.6メートル、はしごの長さは30メートルで条件がよければ10階に届く。購入時の価格は8,300万円だった。

 スリランカは親日的な国といわれ、前在日大使のカランナーゴダさんは8,000万円に義援金を運ぶとともに、福島第一原発事故で避難した人々にスリランカカレーを振る舞ったことで知られる。

 当日はスリランカ国家、日本国歌吹奏の後、山本龍前橋市長がスリランカ大蔵省特別顧問のバーナガラ・ウパティッサさんに目録を進呈した。

 バーナガラ・ウパティッサさんは「前橋市には幼稚園も作ってもらった。良い関係が築けていることに感謝している。山本市長にぜひスリランカに来てほしい」と話した。

 「はしご付消防自動車」は、日程は未定だが船で運ばれる。

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