前橋・高崎でロケが行われたNHK土曜ドラマ「64(ロクヨン)」の放送が4月18日、始まる。原作は群馬ゆかりの小説家で推理作家の横山秀夫さん。主演はピエール瀧さん。
【写真】前橋でのロケ風景 昭和の風情の警察署とスーパーマーケットはどこでしょう?
「64」はたった7日間で終わった昭和最終年の64と、この短い間に起きた未解決事件「翔子ちゃん誘拐事件」を指す。犯人逮捕に至らぬまま時効を迎えようとしていた時、「64」をコピーしたような事件が起きる。
NHKによる横山秀夫さん原作のドラマ化は「クライマーズハイ」に続き2作目。「クライマーズハイ」同様「64」は映画化も決定しておりこれに先駆けての放送となる。
横山さんが群馬県の地方紙「上毛新聞」(本社=前橋市)在職中の1984(昭和59)年、「クライマーズハイ」で描かれた日航ジャンボ機墜落事故が上野村で、1987(昭和62)年には「64」に酷似していると言われる重要未解決事件、功明ちゃん誘拐殺人事件が高崎で起きている。
横山さん原作のドラマや映画は前橋や高崎ロケが多いことで知られる。「64」は昨年12月から今年2月にかけて前橋・高崎の市内各所で行われ、撮影には前橋と高崎のフィルムコミッションを通じて多くの県民が協力した。
「64」の放送はNHK総合22時から。