高崎・日本絹の里で「ちりめん細工」コレクション展-400点を展示

数えきれないほどのちりめん細工をつるした「傘飾り」。このほか人形、きりばめ細工の袋ものや迷子札など手の込んだ細工物が一堂に

数えきれないほどのちりめん細工をつるした「傘飾り」。このほか人形、きりばめ細工の袋ものや迷子札など手の込んだ細工物が一堂に

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 「群馬県立日本絹の里」(高崎市金古町、TEL 027-360-6300)は10月27日より、日本絹の里第40回特別展「暮らしの中のちりめん遊び」展を開催する。

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 ちりめんとは、撚りをかけた生糸と撚りをかけない生糸を平織りした絹織物で、約300年前から日本の着物の材料として愛用されている。

 ちりめん細工は、着物を作った時の残り裂を使って作った巾着などの実用品や小さな玩具、飾りのことで、ちりめんの普及とともに広まり明治時代には女学校の教材に採り上げられ、女学生らは「お細工物」作りを競い合った。細工は巾着などの袋物に始まり、人形や動物を象った袋物、押し絵の小箱、犬の張り子、赤ちゃん用の押し絵のがらがら、子ども用の迷子札まである。こうしたちりめん細工も、日常の衣服が着物から洋服に変わったことや戦争などにより姿を消す運命をたどった。

 同展は、多くのちりめん細工を所蔵している「日本玩具博物館」(兵庫県姫路市)の協力を得て実現した。期間中、江戸、明治の作品を中心に約400点を展示する。

 開催時間は9時30分~17時。火曜定休。12月10日まで

群馬県立日本絹の里

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