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利根川にサケ戻れ「利根大堰 稚魚放流」、バックヤードツアーも

利根大堰は1968(昭和43)年に完成した。稚魚の放流活動と1995年の魚道(遡上するための通路)の整備により遡上数が増えた

利根大堰は1968(昭和43)年に完成した。稚魚の放流活動と1995年の魚道(遡上するための通路)の整備により遡上数が増えた

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 群馬県が現在、3月8日に利根大堰(埼玉県行田市)で開催するサケの稚魚放流への参加者を募集している。

昨年の放流の模様

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 利根大堰でのサケの稚魚放流は昨年、初開催した。放流に参加したのは群馬県民と東京都民。今年も両府県各80人を招く。

 サケは海へ出て3年~5年、3万キロとも言われる長い旅を経て生まれた河川に戻る。利根川へのサケの稚魚放流は1980年代から行われており、2013年は約1万8000匹、昨年は約9000匹の遡上が確認された。伊勢崎市あたりまで自然産卵も見られるという。

 今回放流するのは昨年11月、利根大堰で採取した卵を群馬県水産試験場で育てた、利根川生まれ群馬育ち。稚魚は放流するころには5センチ程度になるという。

 群馬県分の対象は県内在住の人。20歳未満は親権者の同意、15歳未満は保護者が同伴する。

 当日は稚魚放流のほか通常は立ち入れない魚道、利根大堰操作室の見学を行う。詳しくは企画部地域政策課土地・水対策室(TEL 027-226-2362)に問い合わせる。

 開催時間は10時40分~13時50分。現地集合、現地解散。参加無料。

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