榛名神社門前の社家町で11月25日、この秋に収穫した地元産のそば粉を使ったそばなどを食べ歩く「新そばまつり」が始まった。
社家町は榛名神社の宿坊が並ぶ門前町で、江戸時代からもてなし料理の一つとしてそばを振る舞っていた。
そばは1945(昭和20)年ごろを境に、地域ごとに存在した在来種から収益性の高い改良品種の栽培が一般化した。社家町で提供するそばは、古くから榛名山麓で在来種「きみそば」を使っているのが特徴で、2005年に地域おこしの一環で「門前そば」として復活した。
「新そばまつり」は1,500円のチケットを購入すると、そばを提供する「びくや」「たつみ屋」「小松屋」「大龍坊」「般若若」「三杉屋」「本坊」の7店と、甘味などを提供する「門前とうふ」「みやもと」「延寿亭」「山昇亭」「みそぎ屋」のうち好みの5店で飲食を楽しめるもの。
チケットは各店舗、高崎市榛名支所などで販売している。開催時間は各店舗の営業時間による。11月30日まで。