「上州里見氏のルーツ」講演会実行委員会が10月6日、大東文化大学の里見繁美教授による講演会「上州里見氏のルーツとその周辺」を開催する。
里見氏といえば、滝沢馬琴の「南総里見八犬伝」、NHKの「新八犬伝」の影響で南房総(千葉県)がルーツと思われがちだが、全国の里見氏のルーツは高崎市里見町(旧群馬郡榛名町里見)で、現在も約15軒の「里見さん」が歴史をつないでいる。
こうした縁で、旧榛名町民と千葉県館山市民は交流が盛ん。10月20日、21日に開催される「南総里見まつり」には旧町民8人が館山市に出かけ、まつり会場内で「榛名物産展」を開くという。「里見先生の講演会は当初20日開催を考えていたが、『南総里見まつり』との兼ね合いで日程を早めた」(同講演会実行員会の中嶋さん)という。
講師の里見教授は旧榛名町中里見の出身で、専門は英米文学。教授は「今回の講演で『里見』のルーツをわかりやすく解説したい」と話している。
開催時間は14時~15時30分。会場は、富久樹園の「里山のログハウス Fukujuen(富久樹園)」(同市下里見町)。料金は500円(資料代とドリンク代)。講演会は当日でも参加できるが、事前の予約も受けている。問い合わせは事務局(TEL 090-1803-8868)まで。