高崎市での全面ロケで製作された映画「包帯クラブ」で、市庁舎や高崎観音山慈眼院の白衣観音周辺はじめ市内各所に巻かれた包帯の全長は1万8,000メートルだったことが、関係者の話しで明らかになった。
同市にフィルムコミッションが設立されてから、同市民は映画やテレビの撮影の現場を目にすることに慣れてきているが、市庁舎の屋上からおびただしい数の包帯がたなびく場面を目にした市民は驚いた。
白衣観音の立つ慈眼院では、観音様自体ではないが周辺にたくさんの包帯が巻かれた。同院の橋爪住職は「観音様の権威や尊厳を傷つけない範囲で、ロケやイベントに協力してきた。過去には、群女短大附属高校(現在の高崎健康福祉大学高崎高校)の卒業制作『観音様用エプロン』を掛けたことがある」とも。映画が公開されることにより、木枯らしにたなびいていた1万8,000メートルの包帯の正体が明らかになる。
同映画は8日、109シネマズ高崎、イオンシネマ高崎などで先行上映される。それぞれの劇場で、柳楽優弥さん、石原さとみさん、堤幸彦監督の舞台挨拶も予定されている。「『包帯クラブ』には、市内各所の身近な風景が映っているので、年齢を問わず一人でも多くの市民に見てもらえたら」(同フィルムコミッション担当者)と話している。映画は15日からロードショー公開される。
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