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400年以上続く「初市」、前橋で明日-縁起だるま、お焚き上げも

発祥当時は日用雑貨や生糸を商う市だったが、商業の発達に伴いだるまと縁起ものの市に

発祥当時は日用雑貨や生糸を商う市だったが、商業の発達に伴いだるまと縁起ものの市に

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 前橋の三大祭りの一つ「初市まつり」が1月9日、開催される。

戒名を背負った警視庁だるまもお焚き上げ

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 初市は毎月4と9の付く日に開かれていた市が起源とされ、1600年代に始まったとされる。当時、前橋は「厩橋藩(うまやはしはん)」と呼ばれ、酒井家が治めていた。市は初代藩主、酒井重忠の時代にすでに行われていたと考えられている。

 市では日用雑貨や生糸などが商われており、1月に開催される市にだるまや縁起ものが加わり、そのうちにだるまと縁起ものを中心に商う年に一度のまつりとして定着した。

 当日は中心市街地のメーンストリート本町通り(国道50号線)にだるまや縁起ものの露店が軒を連ねる。こうした市では「値切り」を楽しみ、値切った金額を祝儀として渡し、シャンシャンシャンというのが粋とされるが、最近はなかなかそうした光景は見られないようだ。

 開催時間は10時~22時。古いだるま、縁起もの、お札などを浄火するお焚(た)き上げは10時ごろから、八幡宮(本2)で行う。

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