高崎市街地で7月1日から開催されているスタンプラリー「機関車の街 高崎」の「スタンプ」について、運営事務局(高崎市役所観光課内)に問い合わせが寄せられている。
寄せられている質問は「スタンプは店ごとに違うのか」「スタンプは何種類あるのか」「誰が書いたのか」など。
スタンプラリーには29店が参加しており、このうちの3店で対象商品を購入・利用してスタンプ3個を集めると「機関車だるま」と引き換えることができる。このスタンプの図柄は各店1個、合計29個ある。
スタンプの原画は高崎市在住の仏像画家の島田幸雄さんが手掛けた。島田さんは昨年、原画を依頼された際、全国の機関車関連のイベントで使われたスタンプを調べ、「鉄道ファンが喜んでくれるのは漫画的なものではなく、メカニック的な迫力や機関車が走る躍動感を表現したものでは、と考えた」と話す。
スタンプ用の原画は昨年と合わせて30作品ある。どの店に何のスタンプが配られるのか、島田さんは同ラリーが始まるまで知らなかった。「鉄道ファンの情報はすごい。昨年も『このスタンプが欲しい』とスタンプ目当ての人もいるようで、全国からやって来てくれた」と振り返る。
島田さんはストーンアート作品でも知られ、機関車の街のパンフレットに「C6120」「D51498」「デキ」の作品の写真が使われている。
「スタンプの原画やストーンアートの展示もやりたいが、石は重くて…」と笑う島田さん。これだけ話題になっているのだから、そう遠くないうちに展示も開かれるかもしれない。