5月21日の「金環食」まで1週間を切った前橋・高崎の書店で、金環食眼鏡や雑誌などの品切れが続出している。
「いきなりこんなに売れてびっくりしている」という紀伊国屋書店前橋店の中村店長。ゴールデンウイークまでは1週間で10個程度だった「金環日食メガネ」(星の手帖社、500円)は100個以上売れ完売となった。「日食グラスVixen」(1,575円)など観測用眼鏡や眼鏡付きの雑誌が7日からの1週間で200個以上売れた。
戸田書店高崎店の角田店長も「近年まれに見る売れ行き」と驚きを隠さない。観測用眼鏡は雑誌のおまけから数千円するものまで多様だが、同店では眼鏡単体(2,480円~)の売れ行きが特によく、「関東より条件的に観察しにくいとされる東北エリアの店舗から商品の融通を申し込んだ」という。
前橋・高崎は6時20分ごろから日食が始まり、7時33分ごろから約3分30秒程度金環食を観察できる。最大食は7時35分ごろで、9時2分ごろに日食が終わる。
前橋、高崎の小中学校では観察に専念できるようにと始業時間を遅らせるところも出ている。