パフォーマンス集団「お伽囃し風話里(ふうわり)」(高崎市金古町、TEL 027-372-0799)が7月29日、「群馬県立土屋文明文学館(同市保渡田町)で、「よみかたり」のライブを開催する。
同集団のメンバーは、高橋真理さん(語り)、清水美和さん(和太鼓、篠笛)、下田裕子さん(パーカッション、効果音)の3人で、高橋さんの語りに合わせ、和太鼓や効果音などを入れるのが特徴。今回のライブ開催のきっかけは、「高崎経済新聞に掲載された初ライブ(5月27日開催)の記事を見たと、同館の担当者から電話があった。あれ以来、演じる機会がほとんどなかったため、とてもうれしかった」(下田さん)と話す。
同館では、現在「紙芝居がやってきた」展を開催しており、その関連行事として「猫三味線」「紙芝居の文化史講座」などを開催している。同集団のライブもその一環。「当日は、『高橋五山賞』の授賞式があるので大勢の人が集まる可能性がある。ひとりでも多くの人にライブを見てもらえたら」と話す下田さん。今回は、「タキワロ」「したながばあさん」「かみなりむすめ」「ぼてふり」「アイヌ民話」などの演目を用意しているが、観衆の性別や年齢層などが当日になってみないとわからないため、状況を見て演目を選ぶという。
今後の活動について、「前橋市内の病院の小児病棟で開催されている入院患者向けライブへの出演や、『日本茶喫茶・蔵のギャラリー棗(なつめ)』のような場所で、『赤いろうそくと人魚』のようなしっとりとした作品に挑戦したい」(下田さん)と話している。
29日のライブは、11時~、14時~、15時~の3回。文学館の入場料は、一般=200円、大学生・高校生=100円。ライブ鑑賞は無料。