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高崎で「キャバレー文化」展-東京芸大による「影絵芝居」再現も

影絵芝居「ロバを引く女」に使われた影絵の亜鉛版、作者不詳(個人蔵)

影絵芝居「ロバを引く女」に使われた影絵の亜鉛版、作者不詳(個人蔵)

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 群馬県立近代美術館(高崎市綿貫町)で12月23日から、19世紀末から20世紀初頭にかけてのパリで花開いたキャバレー文化にフォーカスした企画展「陶酔のパリ・モンマルトル1880-1910」が開催される。

「黒猫一座」がやって来る

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 この時代のパリでは「シャ・ノワール(黒猫)」に代表されるキャバレーやカフェに多くの芸術家が集い、前衛芸術、大衆芸術を生み出した。同展では、当時のキャバレーやカフェを会場にした展覧会のポスターや、プログラム、絵画、写真など184点を展示する。

 また、「シャ・ノワール」の出し物で観客を魅了したものの一つに「影絵芝居」がある。影絵芝居は投影する影絵と軽妙な口上、音楽が一体となったもので、当時若干21歳だったエリック・サティがピアノ演奏した演目もある。

 同館は東京芸術大学の協力を得て、影絵芝居「聖アントワーヌの誘惑」「星への歩み」の2作品について、当時使用された音楽を演奏、録音し、影絵のイラストと一体化させた再現映像を制作。同展で公開する。

 開館時間は9時30分~17時。月曜休館(来年1月9日は除く)、12月29日~来年1月3日・10日は休館。観覧料は、一般=700円、大高生=350円。来年3月25日まで。

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