経済産業省が決めた東京電力管内の節電目標クリアに向け、老舗ボウリング場「ボウルジャンボ前橋」（前橋市下大島町、TEL 027-266-0631）が7月4日から、「無冷房」時の利用料を割り引くサービスを実施している。

開業から40年、コンディションを保つ場内

　同センターは大口需要家。節電目標15％クリアに向け、エアコンで約10％、照明で5％の削減を目指す。そのため平日午前中はエアコンを切り、節電に協力してもらう代わりに10時～12時に受け付けた利用客に対し、1人2ゲームに貸し靴代を含め通常1,280円を500円で提供している。

　気になる室温は「朝のうちは外気よりやや低く、徐々に上昇するが12時ごろで30度くらい」（同センター担当者）というから、思ったほど高くない。利用客にはよく冷やしたミネラルウオーターも提供しているが、「まだ知られていないため利用者はそれほど多くない」という。

　同センターだけでなく最近の取材先だけでも、「糀屋（こおじや）」（高崎市元紺屋町）は工場の冷蔵庫を止め、路面店1店舗を休業（群馬ディスティネーションキャンペーンンに合わせて現在は営業）、「萬来軒別館」（同市請地町）は店内の全ての照明をLED電球に取り替るなどの対策を講じ節電に取り組んでいる。