高崎市総合福祉センター「たまごホール」で7月21日、映画「六ヶ所村ラプソディー」の上映会が開催される。主催は、「六ヶ所村ラプソディー」高崎上映実行委員会(事務局=SLOW TIME、高崎市鞘町、TEL 027-325-3790)。
同作品は、六ヶ所村に核廃棄物再処理工場が完成(2004年)した後の環境や社会の変化に戸惑う周辺住民や、2005年にイギリスで発生した再処理工場の事故などの取材を通して、「核や原子力問題について考えることの大切さ」(鎌仲ひとみ監督)を問うドキュメンタリー。
同委員会の笠原代表は「2月に桐生市で開催された上映会で同作品に出会った。それまでは、核や原子力の問題などよそ事のように思っていたが、全国55カ所の原子力発電所から、高速道路や一般道を使って核廃棄物が運搬されているなど、原発や再処理工場が近くにあるかどうかではなく、どこに住んでいても身近な問題であることに気付いた」と話す。そして「ひとりでも多くの人に観てもらいたい」(笠原代表)と、高崎での上映会を企画したという。
当日は3回の上映を予定している。上映開始時間は13時、15時45分、18時30分で、定員は各300(イス席280)人。3回目の上映前には、鎌仲ひとみ監督を招いてトークショーも開催する。チケットは、前売り・当日とも一般=1,000円、高校生以下=500円)で、SLOW TIME、シネマテーク高崎ほかで取り扱う。
同委員会では、上映会当日の受付や会場係などのボランティアスタッフも募集している。