群馬県立日本絹の里(高崎市金古町、TEL 027-360-6300)が開催する「日本絹の里大学」の受講申し込みの締め切りが迫っている。
同講座は2000年から開催しており、今回で8回目。京都工芸繊維大学、九州大学、東京農工大学など全国から招聘した講師による、「無菌培養したカイコを使って、漢方薬としてよく知られている冬虫夏草の人工培養を行った事例」や「親から子に伝えられる遺伝情報のすべては、ゲノムに書き込まれている。カイコのゲノムを調べると何がわかるのか」「カイコの多角体病ウイルスを人類の病気治療に生かすためには」「カイコから始まったフェロモン研究にみる昆虫の不思議」などカイコに関する10本のカリキュラムが組まれている。
カイコは古来より日本人にとって、とりわけ群馬県にとっては縁の深い昆虫。同県ならではの「カイコの不思議」に迫る同講座は、働く人にも参加しやすいよう、全日程とも土曜に開講される。
開講期間は7月~10月。受講料は3,000円(全講座分)で、定員は50人。締め切りは6月29日。