群馬のブロガーの一人、通称「こにタン」のブログ「グッドぐんま2」のコメント欄に昨年末、ウクライナ人の通称「Kharkiv （ハリコフ）」さんが、リアウインドーに「焼きまんじゅう」の文字を貼ったワンボックスカーの写真を投稿。「私の愛車のルーツは？」と情報を求めている。

愛車のルーツを探る「イケメン」ハリコフさん

　ハリコフさんは翻訳支援サイトなどを通して、「『焼きまんじゅう』は日本の伝統的なベーカリー製品で、スティック状。ソースを塗る…」など、自分の車に残された「the inscription＝碑文」を解読。焼きまんじゅうの記事ではないが、こにタンが12月29日に更新した「おみたまんじゅう」（高崎市）の記事に「私の車は三菱デリカで、『上州名物焼きまんじゅう』の碑文が入っているのだが…」と写真付きのコメントを寄せた。

　「ウクライナの焼きまんじゅう号」は1983（昭和58）年式の三菱デリカで、1991年にウクライナに輸出されたと見られる。ハリコフさんによれば「元のボディカラーはライラック色、または明るい赤色で、黄色の帯が入っていた」という。

　こにタンは「ハリコフさんがリアウインドーの『上州名物　焼きまんじゅう』の文字を消さないで使っているのが、焼きまんじゅうを愛する群馬県民として大変うれしい」と話し、車のルーツ探しに協力するため自身のブログで呼びかけるなど、「ウクライナの焼きまんじゅう号」に心当たりのある人を探している。