手打ちそば「晴朗」(高崎市棟高町、TEL 027-372-0052)が秋の新そばの提供を始めた。
同店はそば好きの佐藤晴彦さんが今年3月に開いた。佐藤さんは自動車のセールス、運送業などいくつかの職業を経験したが、「そばが好きで、有名店から立ち食いそばまで毎日そばを食べ歩いた。友人のそば店を手伝ったのがきっかけで自分で店を開こうと考えた」という。
約2年間の準備期間を経て開いた同店で最も特徴的なのは3色のそばで、挽き方により「粗挽き=黒」、「中挽き=緑」、「更科=白」とし、13種類のメニューはすべて好みの「色」で注文を受ける。10月中旬から北海道産の新そばを使い始めた。
「黒はいわゆる田舎そば。そば自体の味を最も楽しめる。緑はほどよい風味が特徴で、白はつるつるとした食感が持ち味」という佐藤さん、「そばに含まれるルチンはビタミンCと一緒だと吸収が良くなる。そのため天ぷらには必ずピーマンを使うようにしている」とも。
つゆはやや甘めで、「3週間寝かせたかえしをカツオ、ソーダガツオ、サバ節で取っただしで割ったもの」。
メニューは「晴朗蕎麦」(650円)、「天ぷら付き晴朗蕎麦」(1,080円)などで、ランチメニューも用意する。
営業時間は11時30分~15時00分(土曜・日曜・祝日は15時30分、17時30分~20時30分)。木曜定休。