前橋の路上で「朗読劇」-市民劇団、同じ脚本を繰り返し上演

上映は「中央アーケード通り」と呼ばれ親しまれてきた中央通り商店街で

上映は「中央アーケード通り」と呼ばれ親しまれてきた中央通り商店街で

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 前橋の市民劇団「CSproject(シーエスプロジェクト)」が6月27日、前橋市中心商店街中央通りなどで今年4回目となる野外朗読劇「diary」を上演した。当日は、伊勢崎を中心に活動する「micro Max(ミクロマックス)」も参加し、「4つの夏の物語」を披露した。

「diary」に出演した橋本沙紀さん、山崎由さん

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 シーエスプロジェクトは群馬県内で活動するフリーの役者らを中心にした7人が参加する団体で、同じ脚本を役者を変えて繰り返し上演することにこだわり、「diary」の上演は今年で4年目となる。

 「diary」はブログのように公開を意識した日記ではなく、ペンで一文字ずつ書き留める日記帳に思いをつづる男女の物語で、今回は橋本沙紀さん、山崎由さんが演じた。

 代表のスズキアヤコさんは「同じ脚本がその都度違う印象になるのが面白いところ。野外なので途中退席もできるが、『時間がないから途中まで』と言って腰を下ろした人が最後まで見てくれることも多い。終了後、『前橋に来た思い出になった』『良かった』と声をかけてもらえると、やっていて良かったと思う」と話す

 前橋の市街地の商店街は空き店舗が増え、いわゆるシャッター通り化したが、新店のオープンもある。しかし人通りは減っており、朗読劇は「観客ゼロのことも」(スズキさん)。

 時折、涼やかな風が吹き込む野外の舞台で繰り広げられた「4つの夏の物語」(ミクロマックス)、「diary」(シーエスプロジェクト)の演技に拍手が起こった。

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