大盛りを通り越した「デカ盛り」で知られる「パンプキン」(前橋市元総社町、TEL 027-253-7023)のメニューはどのように誕生したのか、そのルーツを探った。
パンプキンは1983(昭和58)年、同所で開店した。開店当時からスパゲティやピザ、オムライス、デザートなどSサイズでも一般的な店の1.5倍、大盛りに至ってはその3倍はあり、デカ盛りの店として知られるようになった。
同店のSサイズは、量は1.5倍でも価格はスパゲティは730円~、オムライスは650円とリーズナブルなのが特徴。
オーナーシェフの飯塚真人さんは「わたし自身が食べることが好きで大食い(笑)。大食いも満足し、子どもを連れたお客さまが、大人の分の料理を注文すれば子どもに分けて食べさせられるようにしたかった」という。デカ盛りのルーツだ。
最も人気のあるグラタンスパゲティ(S=880円、レギュラー=1,080円)の大盛り(1,580円)は重さ3.5キロ、4~5人前はある。大盛りだけでなく同店では、Sサイズまたはレギュラーサイズの一皿をシェアする大人の姿も見られる。
「どのメニューもレギュラーに500円追加すれば大盛りにできる。5人で来店しグラタンスパゲティの大盛りを食べた場合、1人300円ちょっとで済む」と、最もリーズナブルな注文の仕方を明かす飯塚さん。
飯塚さんはテレビのフードバトル系のさまざまな番組からのオファーを受け、協力してきた。「2008年7月に来店したギャル曽根さんは、グラタンスパゲティの大盛りを10分で完食。量もさることながら、こんなに熱いものを短時間で…と驚いた」という。
メニューはスパゲティ120種類、ランチメニュー45種類をなど約200種類。「年のせいか大量のスパゲティを入れたフライパンを振るのが大変になってきたので、これからはかねてから要望の多い肉料理に力を入れたい」とも。
営業時間は11時15分~14時25分、17時~21時30分。月曜定休。