2008年に開催された「全国都市緑化ぐんまフェア」の来場者投票により選ばれた新種のバラ5品種の中から今年3月、「まえばしのバラ」に選定されたバラが5月30日、開花した。
前橋市の花の一つ「バラ」。バラは品種改良が盛んで、毎年多くの新品種が発表される。「まえばしのバラ」の選定は25種類から5種類に絞る一般投票と、5種類のバラを育てての経過観察と2年越しで実施した。
「まえばしのバラ」に選定されたのは角田信雄さん(前橋市力丸町「つのだバラ園」)が出品した「ナンバー15」で、つぼみは黄色で、開花すると黄色からオレンジ、赤と色を変えていく。
2008年の一般投票では投票総数16,878票のうち4,515票を獲得。2位と3千票以上の大差が付いた。
角田さんは「10年以上バラの育種を手がけてきた。常に魅力的なバラを作りたいと思いながらトライするが、今回のバラは偶然できた。鮮やかな色がこんなにはっきりと変化するバラは本当に珍しい」と話す。
「まえばしのバラ」はまだ名前が付いておらず、名称を募集している。
バラ園では現在「ばら園まつり」を開催しており、日没から21時までライトアップも行っている。「まえばしのバラ」の見ごろは6月初旬までで、6月6日まで開催の「ばら園まつり」のフィナーレを飾る。