「世界禁煙デー」にちなみ5月31日から、群馬会館(前橋市大手2)、群馬県庁「昭和庁舎」(大手1)で紫色のライトアップが始まった。
世界禁煙デーは世界保健機関(WHO)が「たばこを吸わないことが一般的な社会習慣となるようさまざまな対策を講じるべきである」とした決議を受け、1989年に制定された。日本では1992年に世界禁煙デーに始まる1週間を「禁煙週間」と定められた。
テレビドラマでもたばこを吸うシーンはほとんどなくなった。出演者の服装や髪型、画質だけでなく、刑事がたばこを吸いながら捜査会議を行うシーンに出くわすと、制作された年代がうかがえる。
群馬県庁では世界禁煙デー当日、庁舎内を全面禁煙にした。禁煙週間は庁舎内での喫煙自粛の呼びかけるとともにライトアップで啓発する。
「たばこの煙が紫煙と呼ばれることから、たばこを連想しやすい色を選んだ」(同県担当者)という紫色は、紫煙よりやや濃い色のためやや驚くが、昨年購入した紫色のフィルムを保管しておき再利用したという。
点灯時間は日没~20時。6月6日まで。