「ハンカチ」を干したような木、見ごろ迎える-前橋の「ハンカチノキ」

風にそよぐ姿はしなやかな布のよう。中心の丸い部分が花

風にそよぐ姿はしなやかな布のよう。中心の丸い部分が花

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 ぐんまフラワーパーク(前橋市柏倉町、TEL 027-283-8189)の「ハンカチノキ(=ダヴィディア)」が見ごろを迎え、ハンカチのように見えるたくさんの「ほう」を風に揺らしている。

「ハンカチノキ」の一枝=物干竿にハンカチ?

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 ハンカチノキは1867年、ジャイアントパンダを発見したことで知られるフランス人宣教師のアルマン・ダヴィット神父が四川省で発見した。学名はダヴィット神父の名前に由来する。

 ハンカチノキは中国南西部の標高2,000メートルの山地にのみ分布する落葉高木で、一属一種の珍しい品種。庭木などで目にすることは少なく、「何これ」、「初めて見た」、「珍しい」など驚嘆した後、立て札を確認する人が多い。

 同園のハンカチノキは樹齢約40年と考えられており、高さ約6メートル、枝張り約5メートルに無数の「ハンカチ」を付ける。

 ハンカチに見える部分は花を包む「ほう」と呼ばれる葉が変化したもの。花は「ほう」の中の丸い部分だ。ハンカチノキの見ごろは本当の花が咲いたかどうかより、「ほう」がひらひらし始めたか、なのかも知れない。

 開園時間は9時~17時(土曜・日曜・祝日は18時まで)。入園料は、高校生以上=700円、中学生以下無料。

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