少林山達磨寺(高崎市鼻高町)で1月6日、七草大祭「だるま市」が始まった。人出のピークは夕方から夜になるとみられる。
高崎でだるまが作られるようになったのは今から約200年前。天明の飢饉(ききん)に苦しむ農民のために同寺の当時の和尚が寺に伝わる「達磨大師」の木型を作り、農民に張子のだるまを作らせ、七草大祭で販売させたのが始まりと伝えられる。
同寺の廣瀬正史住職は「(こんな時代だからこそ)だるまのように頭と腹に重心を置いて一年を過ごしてほしい」と話す。
6日の高崎は気温9度、風はなく穏やかだが日が陰ると冷たい空気が身にしみる。同寺周辺にはだるま市に合わせ臨時駐車場が設けられるが、駐車場の空きを待つ渋滞は幹線道路にも影響する。今年は正月休みも終わり、開催日が平日にあたったため日中の渋滞はなかったが、縁起ものを求める人の列は絶えない。
だるま市は年明けに初めて開かれる市=初市とも呼ばれ、9日に前橋で、11日には伊勢崎、12日=渋川、16日=沼田、18日=桐生で開催される。
少林山達磨寺のだるま市は7日まで。