高崎は交通の要衝として発展を遂げてきた。特にJR高崎駅は上越・信越・北陸新幹線、在来線では湘南新宿ライン、上野東京ラインなどが乗り入れるターミナル駅だ。新幹線なら都心まで1時間以内とアクセスがいい。

正面が「高崎オーパ」、奥が「高崎タカシマヤ」、高崎駅西口のペデストリアンデッキから

　2017年10月、西口に都市型イオン「高崎オーパ」が開業する。2017年春にオープンした「高崎アリーナ」に続き、2018年には東口に「高崎文化芸術センター」がオープンする予定で、文化的側面での進化も見逃せない。

駅近狭小地でコストを抑える

　地方の醍醐味は広い土地に広い家、これも一理あるが、ターミナル駅徒歩圏内で持ち家を実現する狭小地は魅力的だ。狭小地に住宅を建てるには土地の面積だけでなく、形状や環境を配慮した設計が必要になる。そのため、一般的な建築会社は敬遠しがちだ。

高崎駅西口から徒歩10分の「群馬音楽センター」。サクラの名所としても知られる

　「高崎駅徒歩圏内であっても狭小地ならコストが抑えられます。土地の形が悪かったりすると同じエリア、同じ面積でも割安で手に入ることもあります」と話すのは渋沢テクノ建設、住環境プランナーの坂本周泰さん。坂本さんは同社が2016年春に発表した一般住宅の新ブランド「icocochi」による住環境を提案する。

「icocochi」が生み出す住環境

　「icocochi」は重量木骨の家（SE構法）。重量木骨の家は木造3階建てを可能にした注目工法で、強度、耐震性能を壁だけに依存しないため、空間作りが自由に行えるのが特長。

「icocochi」モデルハウス　リビング（右奥）とデッキ（右手前）につながるダイニングキッチン

　「icocohi」のモデルハウスは驚きに満ちていた。スキップフロアで何層にも繋がる空間が2階建ての高さいっぱいに展開されている。内装もインテリアもシンプルにまとめられているのに、どこを歩いても思わず「わぁ」と声が出る。

「icocohi」なら「狭少住宅」でも居心地よく

　「icocochi」の居心地はモデルハウスに任せるとして、今回のテーマ「狭小」について。例えば高崎駅徒歩圏内の狭小地に「icocochi」を建てるとする。モデルハウスを見るまでは「そんなこと言ったって」と思っていたことがどんどん覆されていく。

　「居心地は単に面積の問題ではありません。住まう人の価値観、言い古された言葉ですが、ライフスタイルにぴったりの空間を作れば居心地は良くなります。ましてや持ち家ができるわけですから真の心地よさが手に入る、それがicocochiなんです」と坂本さん。

新幹線通勤が生み出すもの

「icocochi」モデルハウス　広い開口部がありながらカーテンなしでプライバシーが保てる工夫が

　東京駅まで新幹線で50分。住まいが高崎駅徒歩圏内なら1時間でOK。千葉県内や東京都下のベッドタウンで駅からバスを使うエリアと比べれば、通勤時間の短縮に。また、たとえ通勤時間が変わらなくても、満員電車の1時間とゆったり席に座れての1時間は同じ1時間でも内容が違う。例えば、その1時間で趣味の読書やノートパソコンで作業など、もちろん仮眠も可能。住環境に優れた持ち家に住み、有意義な時間まで手に入れることができるとしたら、考えてみる価値は十分だ。

「icocohi」は住み替え支援適合住宅

　転勤のある職業の人はもちろんだが、どこに家を持つにしても人生にはいろいろな局面があり、どこかに移り住む必要に迫られることがある。そうなったらせっかく建てた家をどうすればいいのか。

　「icocochi」は一般財団法人 移住・住み替え支援機構（JTI）による移住・住み替え支援適合住宅の認定を受けているため、賃貸した際の家賃保障が受けられるなど資金的なメリットも。

　坂本さんは「同じような費用で建てた家でも耐久年数は一定ではありません。住み替え支援に適合するためにはさまざまな性能がずっと保たれなければならないわけで、icocochiはそれらすべての基準をクリアしたというわけです。詳細はこの紙面では無理なので、モデルハウスでご説明いたします」という。

　また、土地を探している人、土地を決めてから家を考えようとしている人には「土地を決めてからだと間違った土地を買ってしまうことがあります。不動産的な土地の見方と建築的な土地の見方は違うので土地探しからお手伝いしています。群馬に来られなくても大丈夫。まずはご相談ください」と呼び掛ける。

見学・相談無料

　「icocochi」の見学・相談無料。予約はモデルハウス（TEL 027-203-8025）で受け付ける。もちろん、地元、群馬の人も今までに見た事のない家づくりをのぞいてみよう。