システム・サービスの全景（開発計画）

桐生メディテック株式会社、スマート便座による健康管理システムを提供

桐生電子開発合同会社は、健康管理を目的とした「スマート便座」を開発し、便座から取得されるバイタル信号をもとに家族の健康を静かに見守る新システムを開発します。
本システムの最大の特徴は、非侵襲で血糖値の変動を検出できるセンサーを内蔵した便座にあります。これにより、日常生活の中で自然に健康状態を把握することが可能となります。
開発は桐生電子開発合同会社が主導し、非侵襲血糖値検出技術は前橋工科大学 野村保友教授による「生体分子の近赤外分光計測技術」、富山大学 中島一樹教授によるバイタル信号を用いた個人識別技術の協力を得て進められています。製造および販売は、桐生メディテック株式会社が担当します。
製品およびシステムのリリースは、2028年春頃を予定しています。

桐生メディテック株式会社 会社概要

会社名 ： 桐生メディテック株式会社
本社所在地 ： 群馬県桐生市広沢町２丁目３３３０番地１
資本金 ： 3,000万円 桐生電子開発（同）100%出資
代表取締役 ： 木暮一也
事業内容 ： 電子機器の設計、製造、販売、経営コンサルタント
設立 ： 令和７年(2025年)１１月７日
HP ： https://www.krydk.co.jp（桐生電子開発）
ブルーは信頼と科学的根拠を象徴し、オレンジの弧線は家族を包み込む安心と未来への躍動を表現している。本ロゴは、光を活用した技術によって桐生から世界へと成長する企業であることを、視覚的に伝えるものである。



桐生メディテック株式会社企業ロゴ

[設立の背景]

世界的な生活習慣病の増加に伴い、糖尿病の早期発見と継続的な管理の重要性が高まっています。
しかし従来の健康管理は「意識して行う」必要があり、継続が難しいという課題がありました。
そこで、毎日必ず使用する「便座」に着目し、
“意識させずに自然に健康管理ができる仕組み” を実現するため、非侵襲光センシング技術と電子回路設計を融合した新システムの開発を進めています。
。
[Mission]（使命）
「日常の習慣を通じて、誰もが安心して健康を見守れる社会をつくる」
[Vision]（将来像）
「スマート便座を起点に、家庭から世界へ広がる次世代ヘルスケアプラットフォームを構築する」
[Values]（価値観）
非侵襲性、非拘束性：利用者に負担をかけない技術を追求
信頼性：大学や研究機関との連携により、科学的根拠に基づいた開発
家族志向：個人だけでなく、家族全体の安心を支える仕組みを提供
持続可能性：社会的課題の解決と事業の持続的成長を両立

事業活動のベースとなる想い

「社会に役立つ面白いものを作りたい」という思いから本事業は始まった。約20年前より、世界の経済発展と生活習慣の変化に伴い、ダイアベティス（糖尿病）の罹患者が増加すると予測。生活様式の変化が糖代謝異常の増加を招くと考えてきた。ダイアベティスは多くの合併症や二次的疾患の原因となり得るため、早期発見や継続的な管理が重要である。しかし、従来の検査や管理は利用者の意識や負担に依存しがちであり、日常的に継続することが難しい。そこで、“意識させずに自然に健康管理が行える仕組み”として「スマート便座」を構想した。便座は日常的に使用される最適な計測ポイントであり、ここに非侵襲の光センシング技術と電子回路設計の技術から、血糖値の変動検出センサーを開発する事を決意する。健康管理は、本人だけではなく、支える家族全体の負担軽減が必要であり、血糖値に加え、非拘束での心拍やバイタル情報、室内環境データを統合するプラットフォームを開発する事で予防的な介入や新たなサービス創出が可能となる。これにより、医療費を削減し、日常生活の中で継続的に健康を支える仕組みを提供する。

今後の展望

桐生メディテック株式会社は、国内での実証と製品化を進めるとともに、将来的には海外からの投資を呼び込み、特に経済発展が著しいアジア圏を中心にシステムを展開していきます。
日常に溶け込む技術を通じて、誰もが安心して健康を見守れる社会の実現に貢献し、予防医療の新たなスタンダードを創出してまいります。