プレスリリース

伝統を紡ぎ新しい世界を拓く『富岡シルク』が地域団体商標(地域ブランド)に登録されました。地域の伝統と蚕糸絹業を守りながら、国内外に向けて新たな価値を発信していきます。

リリース発行企業:一般社団法人富岡シルク推進機構

情報提供:





当機構が、昨年4月より申請しておりました『富岡シルク・TOMIOKA SILK』地域団体商標(地域ブランド)について、この度、特許庁より正式に登録されました。一般社団法人としての取得は、全国で2例目となります。この商標登録により、富岡の名を冠した絹製品の信頼性と品質が、より明確に伝わるよう、富岡地域の伝統と蚕糸絹業を守りながら、国内外に向けて新たな価値を発信していきます。

背景と目的
日本の繭生産は、1968年の生産ピーク以降、養蚕農家数、繭生産が減少の一途を辿り、現在では国内の絹需要に占める国産生糸の割合は全体の0.13%を下回る危機的な状況となっています。その厳しい状況下において、養蚕農家数では日本一である群馬県富岡市では養蚕農家10戸、団体・企業養蚕2戸を合わせた12戸が、年間5回(春・夏・初秋・晩秋・初冬)繭を生産し、令和6年度においては、年間繭収穫量の合計が4.7トンとなり、令和7年度は6.5トンと増産を予定。
今回、『富岡シルク』が地域団体商標に登録されたことにより、以下の項目を明確にしていきます。
・富岡地域で育まれた繭から生産されたシルク製品の『品質と信頼』を明確に示す。
・模倣品や誤認表示からブランドを保護する。
・持続可能な地域産業の振興とシルク文化の継承を推進する。

富岡シルク商標制度
一般社団法人富岡シルク推進機構では、富岡シルクブランド基準にご賛同いただいた個人・企業が会員となり、富岡シルクの需要拡大、普及推進に尽力しています。消費者への信用信頼の位置づけで、富岡シルクブランドマーク交付制度を遂行しています。純国産絹製品を推奨し、日本国内において、繭生産から製品加工に至るまでトレーサビリティ(製造履歴)の明確な基準をクリアした製品については、富岡シルクブランドマークを交付し、市場のシルク製品との差別化を明確にしています。


◇富岡シルクマーク
 富岡シルクマーク交付要領に基づき交付






◇富岡シルクプラチナマーク
 富岡シルクプラチナマーク交付要領に基づき交付

 ・デザイン性や創意性等の観点から見て、特に優れたものと認められた製品。



マーク交付基準
富岡シルクブランドマークの交付および使用にあたっては、富岡シルクブランドマーク要領および仕様書に基づき、それぞれ有償となっています。

今後の展開
今後も、富岡シルク推進機構は、世界遺産である富岡製糸場の歴史と伝統を受け継ぐとともに、日本の養蚕技術とシルク文化を次世代へ継承していくことを基本理念に、『富岡シルク』をさらに輝くブランドとしての普及推進に努めて参ります。
・国内外へ広くPRし、販路拡大へ繋げる。
・産地連携の推進
・観光、教育分野との協議プロジェクトなど、地域全体の魅力発信に繋げていく。

特許庁掲載HP:https://www.jpo.go.jp/system/trademark/gaiyo/chidan/shoukai/ichiran/6949127.html





ふれるたび 心やすらぐ富岡製糸場のある富岡市で丹精込めて育てられた希少な繭から生まれた【富岡シルク製品】は、トレーサビリティが明確で、環境にも配慮した作り手の顔が見える安心安全な純国産絹製品です。

※富岡シルク製品販売店
 富岡製糸場内 富岡シルクギャラリー
https://www.tomioka-silk.jp/_tomioka-silk-mill/tomioka-silk/brand/detail/silk-gallery.html

※富岡シルクオンラインショップ
https://www.tomioka-silkbrand.jp/onlineshop/








?富岡シルク製品の売上げは
富岡市の養蚕業を未来へ継承していくために活用されています。





” メイド イン ジャパン ”は富岡の地から“メイド イン ジャパン”は富岡の地ではじまり、富岡製糸場は一部の特権階級のモノであった絹を大量生産し、大衆化に導きました。
シルクは夏涼しく、冬暖かい、オールシーズン素材であり、抗紫外線や放湿性がすぐれ、肌にも優しい天然素材です。現在では繊維業界以外でもシルクの機能性が着目され、石鹸や美容液等のコスメ業界へも幅広く商品化されています。




絹の市場における純国産絹製品の割合は年々減少の一途を辿り、0.1%を下回る厳しい状況となっています。
日本の絹産業を、細々とでも生かせる道はないものか。養蚕農家の高齢化や絹製品需要の減少という厳しい現状の中で、“繊維の女王”であるシルクは、優れた機能性と人体への親和性、また環境にも優しい素材であり、日々の生活にもっとシルクを取り入れていただきたい。シルク製品の需要無くしては、日本の養蚕文化は残せない厳しい現実です。生産者の顔が見える安心安全な『富岡シルク』製品がお客様のお役に立てることを心より願っています。






今後の展望 ―富岡製糸場の再稼働に夢を馳せて―
当社では「世界遺産である富岡製糸場の歴史と伝統を受け継ぎ、日本の養蚕技術とシルク文化を次世代に継承していく」ことを基本理念に、事業を遂行してきました。富岡製糸場が世界遺産に登録されてから、今年で11周年を迎えます。“富岡の宝”である養蚕業を継承していくことは、日本の絹文化を守ることに繋がります。明治期、かつて日本の近代化が富岡の地で始まり、“メイド イン ジャパン”として世界に名を轟かせたように、近い未来、富岡製糸場が再び稼働する日の再来を目指して今後も活動を続けていきます。

これまでに開発した商品例
・富岡シルク まゆ玉 ナイトキャップ  
https://www.tomioka-silkbrand.jp/onlineshop/bt053/

・富岡シルク ハンドクリーム    
https://www.tomioka-silkbrand.jp/onlineshop/bt159/

・KEITA MARUYAMA × 富岡シルク コラボスカーフ  
 ボタニカルチェリー 
https://www.tomioka-silkbrand.jp/onlineshop/mf050/
 スーベニア富岡 
https://www.tomioka-silkbrand.jp/onlineshop/mf051/



一般社団法人 富岡シルク推進機構会社説明文
(一社)富岡シルク推進機構は、世界遺産である富岡製糸場の歴史と伝統を受け継ぎ、日本の養蚕技術とシルク文化を次世に継承していくことを基本理念とし、富岡市内における繭生産から純国産絹製品開発及び製造・販売に至るまでの一貫した【富岡シルク】の普及推進に努めています。



【会社概要】
◇ 社名:一般社団法人 富岡シルク推進機構
◇本社所在地:群馬県富岡市富岡33-4
◇理事長:高橋 純一
◇事業内容: 富岡産繭、生糸、シルク製品の企画販売
◇設立: 2021年7月1日

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