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高崎・創業ほぼ90年の菓子店、売上1.5倍に 移転効果

地元ではお茶請けや手みやげの定番。あんはあずき、うぐいす、クリームの3種類

地元ではお茶請けや手みやげの定番。あんはあずき、うぐいす、クリームの3種類

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 高崎市新町の「とみや菓子店」(TEL 0274-42-1428)が12月2日、5メートルほど離れた場所に移転オープンした。

【写真】新店舗と旧店舗の外観

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 とみや菓子店のルーツは昭和初期にさかのぼる。詳しい年代は不明だが、秋谷国太郎さんが「とみや」として創業。国太郎さんの次男の順治さんから、順治さんの長男の稔さんへと引き継がれ、その歴史は90年ほどになる。

 地元で知られる「たいこ焼」は1955(昭和30)年、順治さんが開発した。「たいこ焼」は直径6センチ、厚さ3センチの小さな大判焼きだ。すでに大判焼きや今川焼きが流通していたことから、食べやすいサイズにしたのだという。価格は1個5円だった。

 稔さんが店に入った2000年、「とみや」から「とみや菓子店」に店名を変更。今回、道を挟んで向かいの土地が空いたのを期に移転を決めた。店舗面積が8坪から12坪に広がり、1台(20個焼き)だった焼き台は2台になった。

 移転オープンを記念して12月2日から3日間、通常1個60円を50円に割引いて販売したところ、3日間とも1日の予定数2,500個が完売。その後も客足が伸び、1日あたりの売上が1.5倍になっている。

 順治さんのレシピに従って作るもちもちとした食感の皮が特長の「たいこ焼」。稔さんが昭和の味を守っていく。

 営業時間は9時~18時30分。月曜定休。

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