高崎市総合卸売市場「一般開放デー」に毎回約3,000人の人出

一般開放中の3時間に毎回2,500~3,000人の一般客が訪れる。写真は水産品仲卸が軒を連ねるエリア

一般開放中の3時間に毎回2,500~3,000人の一般客が訪れる。写真は水産品仲卸が軒を連ねるエリア

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 高崎市総合卸売市場(高崎市下大類町、TEL.027-353-0123)が、毎月第2、第4土曜日に開催している「ニコニコ感謝デー(一般開放デー)」に、毎回、2,500~3,000人が詰めかけている。

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 1980年(昭和55年)に開場した同市場は、第3セクターが運営するものとしては全国で3番目だった。現在、約3万坪の敷地に建つ約1万坪の「市場」で、水産、青果、関連品、花きなどが取引されている。

 同市場広報担当の米枡さんは「もともと卸売市場は地域の台所であり、市民の食生活になくてはならない施設。しかも高崎市場は高崎市が出資しており、市民が自ら資金を投じて作った施設と言える。その施設を市民のために定期的に開放し、市場の活性化策にすることが、ニコニコ感謝デーの目的のひとつ」と話す。

 一般開放デー開催にあたり同市場では、イタリアのミラノ市場や、大東京綜合卸売センター(東京都府中市)、高知市中央卸売市場(高知県高知市)など、すでに一般開放している外国の事例などを研究し、水産仲卸、青果仲卸、関連店舗などの理解と協力を得て、2003年に、月2回(9時~12時)の一般開放を開始した。4年目となる現在、水産24店、青果7店、関連店舗38店が一般客を迎えており、水産仲卸の中には、3時間の売り上げが毎回100万円を上回る店もあるという。

 水産品はマグロが目立つが、時節柄、琵琶湖産の稚アユ、京都産のハモ、青果では、山梨産や岡山産の桃なども。伊勢崎市から来たという40代の男性は「生ウニ、岩ガキ、生マグロの中落ちを買った。海辺の市場に来たかのようだ。これからも通ってしまいそう」と話していた。利用者は、高崎市にとどまらず、沼田方面や埼玉県などから訪れる人も多いという。

 次回の開催は7月28日(9時~12時)。

高崎市総合卸売市場

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