高崎市美術館で「中村征夫写真展」-世界各地の海中写真を展示

「メガネモチノウオ(通称ナポレオン)」紅海、エジプト、1985年12月

「メガネモチノウオ(通称ナポレオン)」紅海、エジプト、1985年12月

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 高崎市美術館(高崎市八島町、TEL 027-324-6125)は7月15日より、「中村征夫写真展-海中2万7,000時間の旅」を開催する。

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 水中写真家の中村征夫さんは、作家活動のほかに「世界一受けたい授業」(日本テレビ系)や「どうぶつ奇想天外」(TBS系)などテレビ出演の際にも、海の美しさや海中に暮らす生き物の神秘を伝えるとともに、環境問題を訴え続けている。特に東京湾や石垣島などについては、「ライフワークとして追いかけているテーマ」(中村さん)という。

 同展は昨年、東京都美術館での開催を皮切りに全国で開催されており、同展と同名の写真集で「第26回土門挙賞」を受賞している。同展は、40年以上に及ぶ作家生活の中から厳選した作品に最新の撮り下ろし作品を加えた200点以上を展示する。撮影地は、パプアニューギニア、オーストラリア、紅海、エジプト、ガラパゴス、ハワイ、知床、神奈川、沖縄など世界各国に渡る。いずれも「海の中の一瞬のドラマ」(中村さん)を捉えているのと、「海草かゴミくずかと思っていたら、いきなり歩き出したモクズジョイ」や「タバコでリングを作る要領でプッと空気を吐き出すと、リングは浮上するにつれ大きくなり、水面下ではくずれてしまう」など、独特の作品タイトルが特徴。

 中村さんは、奥尻島で北海道南西沖地震(1993年)に遭遇、九死に一生を得た経験も。7月16日に開催される「スライドレクチャー&サイン会」(定員80人)では、こうした経験談も披露してくれるかもしれない。

 入場料は、一般=500円、大高生=300円、中小生=200円(同市在住の中小生に限り毎週土曜入場無料)。8月29日まで。

高崎市美術館

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