上毛電鉄、「デキ3021」初走行イベント-「デハ101」との綱引きも

凸凹が特徴のデキ3021、現存する唯一の車輛

凸凹が特徴のデキ3021、現存する唯一の車輛

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 上毛電気鉄道(前橋市城東4)は来年1月3日、大胡電車庫(同市茂木町)で昭和初期に製造された電気機関車「デキ3021」の走行イベントを開催する。

綱引き大会に出場する「デハ101」

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 上毛電鉄は10月18日、東急電鉄から譲り受けた電気機関車「デキ3021」(1929年、川崎車輛製)を大胡駅に展示した。

 今回のイベントでは構内ながら、「デキ3021」を走らせる。「デキ3021」は車両が凸凹しているのが特徴で、車体の色から「カラス」と呼ばれている。「ポッ」という低音の汽笛も珍しく、音に引かれるファンも多い。

 当日は、「デキ3021」の走行のほか、重量30.4トンの「デハ101」対人間の綱引き大会も開催する。「デハ101」は1928(昭和3)年に上毛電鉄が開業した時から同路線を走ってきた。1997(平成9)年9月18日に現役を引退したが、現在もイベントや貸し切り列車(前橋~桐生往復、料金=9万円)、ホキ車けん引車両として活躍している。

 「デハ101」は綱引き大会に参加した後、大胡~西桐生、西桐生~大胡~中央前橋間を臨時運行する。

 開催時間は9時30分~15時。綱引き大会は14時~。会場には駐車場がないため、上毛電鉄での来場を呼びかけている。

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